京都市認知症初期集中支援事業
認知症でお困りの方は日本内でも増え続け、2025年には認知症患者数は700万人前後に達し、
65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みです。
認知症は早期の対応により症状を改善しやすい性質があります。
ただ、どのような症状が認知症にあたるのか分からないという方が多いことも事実です。
京都市では認知症になっても本人の意志が尊重され、
出来る限り住み慣れた環境で暮らし続けられるために
認知症専門のチームが設置されました。
「この症状は認知症?」というご不安なお気持ちは お気軽にご相談下さい。
事務局直通番号:TEL:075-881-2810※支援チームへの相談は無料です。
出来る限り住み慣れた環境で暮らし続けられるために
認知症専門のチームが設置されました。
認知症初期集中支援チームとは
認知症サポート医(認知症専門医)と
医療・介護の専門職(看護師・精神保健福祉士・介護福祉士・社会福祉士など)で構成され、認知症の「早期発見」と「早期対応」を目指して活動する認知症専門チームです。
【支援チームの活動内容】
認知症の疑いのある方のご自宅を訪問し、心配事や困っていることをお聞きして、
認知症の有無の確認や、今後の対応について、御本人やご家族と一緒に考えます。
また必要に応じて認知症対応の医療機関のご紹介、
介護保険サービスの利用支援や情報提供を行います。
対象者について
支援対象となるのは、京都市右京区内の在宅で生活されている40歳以上の方で、認知症の診断を受けている方、認知症の疑いのある方であり、下記のいずれかに該当する方です。
①適切な医療サービス、介護サービスを受けていない方、または中断している方。
②医療サービス、介護サービスを受けているが、
認知症の症状が悪化して、対応に悩んでいる方
家族でも相談可能
上記の条件に該当する方であれば、ご本人だけでなく、ご家族が相談することも可能です。
費用は無償
認知症にかかる相談、医療機関のご紹介、介護保険サービスの利用支援や
情報提供に関する費用は一切かかりません。なお、医療機関を受診されたり、
介護保険サービスを利用されたりする場合は、公的保険制度の一部負担金等がかかります。
認知症の初期症状について
自分でチェック!
□ものをなくしてしまうことが多くなり、いつも探しものをしている。
□財布や通帳など大事なものをなくすことがある。
□曜日や日付を何度も確認しないと忘れてしまう。
□料理の味が変わったと家族に言われた。
□薬の飲み忘れや、飲んだかどうかわからなくなることがある。
□リモコンや洗濯機などの電化製品の操作がうまくできない。
□イライラして怒りっぽくなった。
□一人でいるのが不安になったり、外出するのがおっくうになった。
□趣味や好きなテレビ番組を楽しめなくなった。
ご家族や身近な人でチェック!
□同じことを何度も繰り返して話したり、聞いたりする。
□しまい忘れが多く、いつも探し物をしている。
□曜日や日付がわからず何度も確認する。
□料理の味が変わったり、準備に時間がかかるようになった。
□薬の飲み忘れや、飲んだかどうかわからなくなることがある。
□リモコンや洗濯機などの電化製品の操作がうまくできない。
□失敗を指摘されると隠そうとしたり、些細なことで怒るようになった。
□財布や通帳などをなくして、盗まれたと人を疑うことがある。
□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった。
お問い合わせについて
事務局:京都ならびがおか病院直通電話
TEL:075-881-2810
FAX:075-881-2820
月〜金曜日 午前9時〜午後5時
(土日祝日、年末年始を除く)
【お問い合わせからの流れ】
STEP.01 ご相談頂き、家庭訪問
医療・介護の専門職が複数でご自宅に訪問し、御本人・ご家族などからお話を伺います。
STEP.02 初期集中支援の実施
訪問時に伺った情報などを元に認知症初期集中支援チーム員会議で話し合わせた内容に沿って、
次のような支援を行います。
・専門医療機関を受診するための支援
・介護保険をはじめとするサービスの利用手続き
・認知症の症状や対応方法についての助言 など
STEP.03 初期集中支援の終了
適切な医療や介護などのサービスにつながり、住宅生活が続けられる目処が立てば、
認知症初期集中支援は終了となります。
STEP.04 その後の引き継ぎ
今後の支援の主体となる機関である高齢サポート(地域包括支援センター)や
居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)などに引き継ぎます。